特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
心不全
BNPを使った心不全診断とその功罪
川井 真
1
,
吉村 道博
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座循環器内科
キーワード:
ナトリウム利尿ペプチドファミリー
,
心筋ストレスマーカー
,
バイオマーカー
,
神経体液性因子
,
数値変動
Keyword:
ナトリウム利尿ペプチドファミリー
,
心筋ストレスマーカー
,
バイオマーカー
,
神経体液性因子
,
数値変動
pp.1666-1669
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227168
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Point
◎心不全は各種の心疾患の終末像として発症する病態であり,疾患ごとの管理が必要である.
◎心不全診療ガイドラインでは,BNPやNT-proBNPなど血中のバイオマーカー測定が高い推奨クラスを得ている.
◎BNPやNT-proBNPはその特性が異なるため,それぞれの性質を理解したうえで活用する必要がある.
◎BNP測定においては,心外因子がBNP分泌を修飾して予想外の数値変動が起きることがある.
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