特集 つながる内分泌学―古典的な内分泌学から多分野への新たな展開―
Ⅲ.多臓器につながる
実は内分泌臓器だった 心臓(HANP BNP)
山口 洋平
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科発生発達病態学分野
キーワード:
ナトリウム利尿ペプチド(HANP,BNP)
,
心不全
,
バイオマーカー
,
カルペリチド
,
サクビトリル/バルサルタン
Keyword:
ナトリウム利尿ペプチド(HANP,BNP)
,
心不全
,
バイオマーカー
,
カルペリチド
,
サクビトリル/バルサルタン
pp.1395-1398
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001232
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SUMMARY
▷HANPとBNPは,それぞれ心房と心室の進展や圧負荷に応じて分泌される.
▷心血管調節において重要であり,利尿作用,血管拡張作用,抗線維化作用などを示す.
▷心不全の診断,重症度の評価,予後の予測に有用なバイオマーカーである.
▷カルペリチド(遺伝子組換えHANP)は急性心不全の治療薬として使用されている.
▷サクビトリル/バルサルタン(ARNI)は慢性心不全の治療薬として有効である.
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