特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
心不全
利尿薬でどこまで踏み込むか
武井 眞
1
1東京都済生会中央病院循環器内科
キーワード:
利尿薬
,
心不全
,
worsening renal function
Keyword:
利尿薬
,
心不全
,
worsening renal function
pp.1670-1672
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227169
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Point
◎心不全急性期には早期に十分量のループ利尿薬を持続静注もしくは6〜12時間ごとのボーラスで投与し,速やかなうっ血の解除を目指す.
◎心不全急性期に血清クレアチニンの上昇を認めた場合,利尿薬の減量を安易に判断せず,うっ血の改善具合,臨床経過を併せて検討する.
◎退院時の利尿薬量については確実なうっ血解除がなされる最低限度の量を見極める.
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