特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選
対談
いかに学び,いかに教えるか
矢野 晴美
1
,
阿部 幸恵
2
1国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター
2東京医科大学医学部看護学科
pp.760-766
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225605
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21世紀の感染症診療においては,国内では人口の高齢化により複数の既往歴を有する患者や免疫抑制薬を投与されている患者が増加する傾向にあります.また人の移動などにより,現場ではさまざまな新興・再興感染症のリスクを念頭に準備しておく必要があります.そのような状況下で,いかに効果的に学習するかは医師の基本スキルの1つと考えられています.生涯にわたり必要な勉強を自分で認識し,学習し続けること,これがどの専門領域の医師にも求められています.今回は,効果的に学ぶ方法の1つとして感染症をプロブレムから学ぶという特集を組ませていただきましたが,その背景となる成人教育理論に基づき「いかに学び,いかに教えるか」について,阿部先生に卒前・卒後・生涯教育といった一連の医学教育のお話をお聞きします.(矢野)
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