特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選
発熱+αの症状から診断する
発熱と頭痛
鈴木 潤
1
,
笹原 鉄平
1
1自治医科大学附属病院感染症科
pp.769-771
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225606
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Point
◎発熱+頭痛の鑑別疾患としてウイルス感染,髄膜炎(細菌性・結核性・真菌性),硬膜外膿瘍,感染性心内膜炎といった感染症を疑う.
◎非感染症としては,薬剤性髄膜炎,癌浸潤,Behçet病,全身性エリテマトーデスなどの可能性が考慮される.
◎腰椎穿刺を安全に行うには頭蓋内病変の確認が必要であり,頭部CTは有用であるが時間がかかるため,その適応は慎重に見極める.
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