特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる
気管支喘息・COPDの初期診断はこうすべき
画像検査で気管支喘息とCOPD(気道型)は鑑別が可能か?
髙橋 雅士
1
1医療法人友仁会友仁山崎病院
pp.52-56
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225285
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Point
◎気管支喘息,気道型COPDの主な肉眼的変化は壁肥厚である.
◎気管支喘息の胸部単純X線では,肺野の過膨張と気管支壁肥厚が認められる.
◎気管支喘息のCTでは,気管支壁肥厚,気管支拡張,粘液栓,小葉中心性粒状影,エアトラッピング,浸潤影などが認められる.
◎両者の鑑別においては,臨床所見による診断を行ったうえで,所見と整合性があるかという観点で画像を利用する姿勢が正しい.
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