特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
ケース別対応
慢性腎臓病および透析患者の便秘
三島 英換
1
,
阿部 高明
2
1東北大学病院腎・高血圧・内分泌科
2東北大学大学院医工学研究科分子病態医工学
pp.1420-1423
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224332
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ポイント
●慢性腎臓病(CKD)患者,特に透析患者では便秘の有病率が高い.
●CKDの管理で使用する薬剤には便秘をきたすものが多い.
●腎機能低下者への酸化マグネシウムの使用は,高Mg血症のリスクがあるため注意が必要である.
●刺激性下剤で管理不十分な透析患者の排便管理には,非刺激性下剤(D-ソルビトールやルビプロストン)の使用を考慮する.
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