特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
その他の排便障害の診断・治療
排便機能異常の診断・治療
前田 耕太郎
1
,
小出 欣和
1
,
勝野 秀稔
1
1藤田保健衛生大学下部消化管外科
pp.1424-1426
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224333
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●排便機能障害による排便困難・残便感などは,慢性便秘の1つである便排出障害の症状として発現することが多い.
●これらの診断では特に肛門視・指診が重要である.
●排便機能障害の初期治療における原則は,生活指導・薬物治療による保存的治療である.
●排便機能障害の診断・治療においては,器質的疾患の除外も重要である.
●便排出障害を呈する疾患の治療で,保存的治療で改善しない場合には専門的診断・治療を行う.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.