今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査
技術解説
ビタミンKの測定
小松 啓子
1
,
萱嶌 成美
2
,
白幡
2
Keiko KOMATSU
1
,
Narumi KAYASHIMA
2
,
Akira SHIRAHATA
2
1福岡県立大学(産業医科大学小児科学教室)
2産業医科大学小児科学教室
キーワード:
生体試料中のビタミンKの測定
,
HPLC-NaBH4法
,
HPLC-PtO2法
Keyword:
生体試料中のビタミンKの測定
,
HPLC-NaBH4法
,
HPLC-PtO2法
pp.266-271
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901007
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生体試料中のビタミンKの測定法は,試料中のビタミンK類を有機溶媒層に抽出後,高速液体クロマトグラフィーにより分離し,分離したビタミンK類を水素化ホウ素ナトリウム溶液または酸化白金触媒カラムのいずれかを用いて還元し,その還元強度を蛍光分光光度計で定量する方法が主流となっている.これらの方法では生体試料中のビタミンK類を非常に高感度なpgの単位で測定可能である.今回は,これからビタミンKの定量を試みようとされる方々を対象に,当教室において実際に行ってきたHPLC-NaBH4法とHPLC-PtO2法の2法について紹介した.
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