増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
遺伝子検査と染色体検査
悪性腫瘍の遺伝子検査—EGFR変異,KRAS変異,HER2増幅など
宮地 勇人
1
1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
pp.608-611
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223401
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検査の概要
遺伝子異常の検出は,腫瘍の存在診断,進行度,生物学的悪性度さらに治療反応性の指標として用いられる.薬物療法における有用な情報を提供するコンパニオン診断への利用が拡大している.
◆治療薬選択の指標
【肺がん・大腸がん】肺がんや大腸がんの組織において,上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)をコードするEGFRやKRASの変異の有無を調べる.
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