増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
微生物学的検査
ウイルス関連検査
インフルエンザウイルス
畠山 修司
1
1東京大学医学部附属病院感染症内科
pp.554-556
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223382
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検査の概要
インフルエンザの検査診断には,ウイルスを検出する方法と血清診断がある.前者には,迅速抗原検査,遺伝子検査,ウイルス培養,免疫蛍光法がある.
迅速抗原検査は15分以内に結果が得られ汎用性が高いが,感度は遺伝子検出法(reverse transcriptase polymerase chain reaction:RT-PCR法)に劣る.RT-PCR法は最も感度,特異度が高いが,特殊な設備などが必要である.
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