増刊号 診断基準とその使い方
VIII.膠原病・免疫・アレルギー
19.Graft versus host disease
高橋 孝喜
1
,
吉野谷 定美
2
1東京大学医学部付属病院・輸血部
2東京大学医学部付属病院・検査部
pp.2126-2128
発行日 1988年9月30日
Published Date 1988/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222021
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■移植片対宿主病
移植片対宿主病(graft versus host dis-ease;GVHD)は,移植片(graft)中のリンパ球が宿主(host)内に生着し,提供者(donor)のリンパ球からみれば非自己(non-self)であるhostの組織を攻撃するという病態である.移植骨髄がhostに生着した場合にしばしばみられる骨髄移植(bone marrow transplan-tation;BMT)後のもの(BMT-GVHD)がよく知られている.
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