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Thymoma Associated Graft-versus-host Like Diseaseの1例
入江 ひかり
1
,
石川 牧子
1京都桂病院 皮膚科
キーワード:
Steroids
,
角化症
,
胸腺腫
,
紅斑
,
生検
,
経皮投与
,
放射線化学療法
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Biopsy
,
Erythema
,
Keratosis
,
Steroids
,
Thymoma
,
Chemoradiotherapy
pp.392-393
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017200163
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63歳男性。胸腺腫に対する放射線化学療法中であったが、全身の角化性皮疹が出現した。初診時、体幹や四肢に鱗屑の付着する紅斑が多数播種状に散在し、そう痒を伴い、体幹部では癒合傾向がみられた。病理組織学的所見よりThymoma Associated Graft-versus-host Like diseaseと診断され、ステロイド軟膏を外用したところ、皮疹は速やかに改善した。なお、胸腺腫は放射線化学療法終了後から現在に至るまでSD(stable disease)で著変なく経過している。
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