増刊号 診断基準とその使い方
V.内分泌
34.Laron型小人症
高野 加寿恵
1
1東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター・内科
pp.1933
発行日 1988年9月30日
Published Date 1988/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221958
- 有料閲覧
- 文献概要
■疾患概念と疫学
血中GH濃度が高値あるいは正常値にもかかわらず,臨床症状が下垂体性小人症と同様の様相を示す小人症は,その発見者の名をとってLaron型小人症と呼ばれている.第1例は1966年に報告されているが,現在までには数十例の報告がある.このタイプの小人症はユダヤ系の人が多くを占め,遺伝形式は常染色体劣性遺伝形式をとると言われている.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.