臨床経験
先天性四肢短縮型小人症の2例
稲田 治
1
,
豊島 良太
1
,
松井 克明
2
,
山本 吉蔵
1
,
前山 巌
1
Osamu INADA
1
1鳥取大学医学部整形外科学教室
2鳥取大学医学部第一病理学教室
pp.956-966
発行日 1978年10月25日
Published Date 1978/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905790
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Thanatophoric dwarfismおよびasphyxiating thoracic dysplasiaはともに先天性に骨形成障害を示す疾患であり,それぞれ先天性四肢短縮型小人症として知られている4).しかしその病因については現在までのところ明確ではなく,わが国においては報告例もきわめて少数である.私共は胎児期あるいは新生児期に死亡し,四肢の短縮を認める上記疾患と考えられる2症例を剖検する機会を得,臨床的・エックス線学的・組織学的(光顕,電顕)に検索したので,その結果について報告する.
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