今月の主題 カルシウム代謝と骨
骨粗鬆症
骨粗鬆症の病態生理と臨床診断
古田 佳久
1
,
高橋 栄明
1
1新潟大学医学部・整形外科
pp.1548-1551
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221840
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骨粗鬆症は骨の質(成分)には変化がなく骨の量が病的に減じた状態であり,多数の原因により起こる.RiggsとMeltonは表1のように原因が不明の一次性と原疾患や投与薬剤によって生じる二次性の2つに分類した1).本稿では一次性骨粗鬆症のうち最も頻度の多いinvolutional osteoporosis(老化性骨粗鬆症)について述べる.
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