今月の主題 白血病とリンパ腫
白血病の治療
小児リンパ性白血病の治療
恒松 由記子
1
1国立小児病院・血液科
pp.63-65
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221480
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小児の急性リンパ性白血病(ALL)は,この5年間で一段と治療成績が向上した.5年後初回寛解維持率は,わが国でも60〜75%になろうとしている.それはALLがとくに予後の面で不均一な疾患であることの理解が深まり,予後不良の群には強力な治療を初期に行うようになったからである.また,多施設共同のプロトコールによる治療研究が,わが国でもかなり厳密に行われるようになってきたためでもある.
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