疾患と検査値の推移
慢性リンパ性白血病
三ツ橋 雄之
1
1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
pp.900-906
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208468
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Point
●慢性リンパ性白血病(CLL)は末梢血に成熟リンパ球の増生を認めるB細胞腫瘍である.
●CLLのリンパ球は細胞形態や表面形質に特徴があり,いずれも診断に有用な所見である.
●CLLは欧米に多く,日本を含むアジアではまれな疾患である.高齢者に多く,進行は緩徐であることが多い.
●CLLは近年の分子遺伝学的研究の進展により病態の解明が進み,分子標的薬など新たな治療法の選択が可能となってきている.
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