今月の主題 感染症の動向と抗生物質
editorial
感染症へのアプローチ
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院・内科
pp.1646-1648
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220550
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感染症の診断には,注意深く現病歴と理学的所見をとることが非常に重要であることはいうまでもない.ひとたび感染症であると診断された時点で,われわれはできるだけ早く原因菌を決定して,的確な治療を開始する必要がある.原因菌の決定以前に行うべき重要な項目として,グラム染色,Bacteriological statistics(臓器感染症と細菌の頻度),培養の採取方法などがあるが,以下それらについて述べてゆきたい.
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