今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択
（editorial）臓器感染症へのアプローチ
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.1663-1665
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901070
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感染症へのアプローチの1つとして，感染臓器を決定して抗生物質の選択を行う方法がある．
感染症の大部分はいずれかの臓器に感染巣を形成する．そこから，さらに血行性，リンパ行性，浸潤性に，全身や他の臓器に感染巣を拡げていく．例としては，肺炎球菌による肺炎では，治療が遅れると菌血症をひき起こし，髄膜炎を起こしたり，あるいは心内膜炎を合併する．
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