今月の主題 止血機構とその異常
出血性疾患の臨床;病態とその診断
循環抗凝固物質
山田 兼雄
1
1聖マリアンナ医科大学・小児科
pp.232-233
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220213
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循環抗凝固物質の概要1)
循環抗凝固物質とは,後天的に凝固因子に対する阻止物質が血流中に現われてるものをいう1).先天性凝固因子欠乏症で凝固因子製剤の輸注療法を行っている間に出現する阻止物質もこれらの中に含まれるが,循環抗凝固物質というと,先天性止血異常症でない患者に発生する場合が中心となってくる.
概要を表11)に示した.
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