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今月の特集 薬物療法に活用される検査
凝固・抗凝固療法における臨床検査の活用
Utilization of clinical tests in coagulation/anticoagulation therapy
森山 雅人
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科腫瘍内科学分野
キーワード:
モニタリング
,
直接経口抗凝固薬
,
DOACs
,
凝固因子製剤
,
凝固因子インヒビター
,
抗体医薬
Keyword:
モニタリング
,
直接経口抗凝固薬
,
DOACs
,
凝固因子製剤
,
凝固因子インヒビター
,
抗体医薬
pp.748-756
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202771
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Point
●直接経口抗凝固薬(DOACs)はモニタリングが不要とされているが,必要に応じて血栓予防効果や出血リスク評価,薬物血中濃度などを検討しなくてはならない.
●血友病の補充療法では,因子製剤の違いによって試薬や測定法による差異が生じることを考慮して検査結果を評価する.
●凝固因子インヒビターの評価には,ベセスダ(Bethesda)法のほかに,酵素結合免疫吸着測定(ELISA)法の有用性が示されている.
●血友病Aの治療はエミシズマブの登場によって新たな局面を迎えている.今後も抗体医薬や遺伝子治療などの新規治療法が登場するため,包括的なモニタリングが重要となる.
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