今月の主題 免疫反応と臓器疾患
免疫抑制剤の使い方
免疫疾患治療薬の作用機序
安倍 千之
1
1順天堂大学医学部・内科(膠原病)
pp.806-808
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219740
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免疫疾患の概念でとらえられる疾患はその数が多く,病因病態もすこぶる多彩である.多様性に富む疾患群に対する治療はもちろんのこと数多く存在する,薬物療法はステロイド療法,免疫抑制療法,免疫調節療法の3つに大別されよう.本稿では免疫抑制剤および免疫抑制作用を併せ持つ新しい薬剤,免疫調節剤に話題をしぼって,その作用機序の考え方について概説したい.免疫抑制剤および免疫調節剤の理解のために,免疫薬理学,時間薬理学に触れ,その後に本題に入る.
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