今月の主題 胆道疾患診療のトピックス
胆道精査法の特徴と選択
血管造影法—胆道癌の診断
有山 襄
1
,
島口 晴耕
1
1順天堂大学医学部・消化器内科
pp.607-609
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219695
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胆道癌は超音波(US),コンピューター断層撮影(CT)および直接胆道造影によって容易に診断できるようになった.血管造影の役割は胆道癌進展範囲の精密診断と良悪性の鑑別診断にある.胆道には肝動脈と胃十二指腸動脈の細い分枝が分布するので,超選択造影を行わないと異常の有無はわからない.胆道の脈管がよく造影された血管造影像があれば,術前に胆道癌のStage分類ができる.
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