今月の主題 中枢神経系の感染症
脳膿瘍
脳CTスキャンと外科的治療のタイミング
忍田 欽哉
1
,
安芸 都司雄
1
Kinya Oshida
1
,
Toshio Aki
1
1東京都済生会中央病院・脳神経外科
pp.262-265
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218901
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CTスキャンの導入により脳膿瘍の早期診断が可能となり,膿瘍の正確な発生部位はもとより,膿瘍の形成過程までも明確にとらえられるようになった.さらにCTスキャンは,脳膿瘍の治療法の選択にも重要な役割を果たすようになった.このため,脳膿瘍のmortalityは明らかに減少し,morbidityについても良好な結果を得るようになってきている2,6,7).
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