今月の主題 肝疾患のトピックス
検査法の進歩
CTスキャン
右田 徹
1
1東京警察病院内科消化器科
pp.1279-1282
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208019
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
CTスキャンとはコンピューター断層撮影(computerized tomography)の略称で,人体の横断面の臓器組織の単位面積当たりの放射線吸収量の違いを濃淡の違いとして,横断面の画像を形成するものである.実用の段階に入ってからまだ日も浅く,とくに躯幹部については機器の性能も飛躍的に改善されつつあるが,既に臨床面での実績も積み重ねられているので,現段階での効用と将来の可能性について,肝のCTスキャンを中心に解説したい.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.