今月の主題 中枢神経系の感染症
脳膿瘍
脳膿瘍とその関連疾患
木下 和夫
1
Kazuo Kinoshita
1
1宮崎医科大学・脳神経外科
pp.259-261
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218900
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脳膿瘍は比較的よく知られておりながら誤診されやすい疾患である.その理由は頻度が少なく,また通常の医学的常識である全身の炎症所見が乏しいことも多いからである.
治療成績はかつては悪く,CTの普及以前は死亡率は高かったが4,6,7),CT以後は10%以下と著しく向上している4,5,7,8).
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