今月の主題 急性期脳卒中の臨床
検査
CTスキャン
加川 瑞夫
1
,
山本 昌昭
2
1東女医大・脳神経センター脳神経外科
2東女医大・脳神経外科
pp.28-34
発行日 1978年1月10日
Published Date 1978/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207697
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はじめに
Computed tomography(以下CTと略す)は,1972年,英国人Hounsfieldにより開発されたEMI-scanとして世に出て以来1),爆発的に普及し,今では頭蓋内疾患の診断に関する限り,必要不可欠の検査法となってきている4).
CTの原理を一言でいえば,人体の任意の断層内(実際には横断断層,前額断層など)各部位でのX線吸収率の差を,多数の透過X線の読み取りと,それらをcomputer処理することにより,断層像として画像を再構成し,表示するものである.
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