臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VIII.血液・造血器疾患
問題となるケースの治療
165.非定型性白血病
川戸 正文
1
Masafumi Kawato
1
1国立東京第二病院・血液科
pp.2454-2455
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218706
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非定型性白血病(以下非定型例)の診断基準は明確でないが,smoldering acute leukemia(SAL),hypoplastic leukemia(HL),low-percentage leukemiaは診断基準が比較的明確なので非定型例とされることが多い1).また最近では,refractory anemia with an excess of myeloblasts(RAEM)が白血病の周辺疾患として注目され,SALと同様の病態とする考えもある.これら非定型例の治療法は確立されていないが2〜4),その病態の特異性などからどのように治療すればよいか,自験例や本邦での治療成績を参考にして述べてみたい.
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