今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方
消化器疾患
開腹手術時の感染
相川 直樹
1
,
奥沢 星二郎
1
,
鈴木 啓一郎
1
,
石引 久弥
1
Naoki Aikawa
1
,
Seijiro Okusawa
1
,
Keiichiro Suzuk
1
,
Kyuya Ishibiki
1
1慶応義塾大学医学部・外科
pp.1884-1886
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218507
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
開腹手術においては,腹膜炎のドレナージ手術のように感染部位に手術操作が直接およんだり,消化管吻合時に消化管内の常在菌により術野が汚染されることが多く,術後感染症の発生する危険はきわめて高い.感染対策としては,汚染を可及的少なくする手術操作,腹腔内洗浄とドレナージの確保に加え,適切な化学療法が重要な位置を占める.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.