今月の主題 各種病態における抗生物質の使い方
座談会
器質障害を有する患者の感染症と化学療法
副島 林造
1
,
石引 久弥
2
,
熊本 悦明
3
,
紺野 昌俊
4
Rinzo Soejima
1
,
Kyuya Ishibiki
2
,
Yoshiaki Kumamoto
3
,
Masatoshi Konno
4
1川崎医科大学・呼吸器内科
2慶応義塾大学医学部・外科
3札幌医科大学・泌尿器科
4帝京大学医学部・臨床病理
pp.1939-1951
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218524
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紺野(司会) 最近,臨床医の先生方から,抗生物質の使い方に関してよく質問を受けるのですが,その1つは,いわゆる第3世代のセフェム系の薬剤,いまたくさんの薬が出て,その使い分けができないということと,もう1つは,疾患が複雑化してきて,老人の慢性疾患だとか,そういう器質的な疾患をもっている患者に,いろいろな感染が,ことに入院中に起こったときにどうすればいいかという問題です.
今日はそういうことにつきまして,ご専門の先生方からいろいろなお考えをお聞きしていきたいと思います.
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