今月の主題 水と電解質
病態と電解質代謝
肝性昏睡,腹水
猿田 享男
1
Takao Saruta
1
1慶応義塾大学医学部・内科
pp.744-745
発行日 1983年5月10日
Published Date 1983/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218264
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肝硬変が進行し,肝性昏睡や著明な腹水を生じるようになると,種々なタイプの水・電解質障害,酸・塩基障害が生じてくる.これらの異常は,肝硬変に伴う循環動態の変化,肝細胞減少による代謝障害,食餌摂取の減少や嘔吐・下痢による栄養障害などに加え,二次性アルドステロン症や利尿剤の使用などの影響が関係している.
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