今月の主題 水と電解質
病態と電解質代謝
高血圧
藤田 敏郎
1
Toshiro Fujita
1
1筑波大学臨床医学系・内科
pp.746-747
発行日 1983年5月10日
Published Date 1983/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218265
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本態性高血圧症は遺伝的素因に各種の環境因子が加わり発症すると考えられている.この環境因子のうち最も重要なものは,食塩(Na)摂取量である.他方Naの血圧上昇作用に対して,同じ1価イオンのKには降圧作用があることが古くから知られている.そこで,Na・Kの電解質代謝が高血圧の発症と維持にどのように関与しているかについて述べる.
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