今月の主題 感染症と免疫
座談会
感染症と免疫をめぐって
南谷 幹夫
1
,
中尾 亨
2
,
秋山 武久
3
,
河合 忠
4
Mikio MINAMITANI
1
,
Tooru NAKAO
2
,
Takehisa AKIYAMA
3
,
Tadashi KAWAI
4
1東京都立駒込病院・感染症科
2札幌医科大学・小児科
3北里大学医学部・微生物学
4自治医科大学・臨床病理学
pp.271-282
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217639
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
感染症の成立 変わってきた感染症の臨床パターン 抗生物質の影響/ふえてきた難治性感染症/冬の病気になった乳幼児下痢症/粘血下痢便―まず赤痢以外のものを考える 細菌の種類も変わってきている 耐性菌の出現/思いがけない菌が検出される/免疫不全症の関与/ふえている新分野の仕事 感染症の防御機構 最初の第一線は非特異的防御機構/副経路を使った補体の活性化/明確に区別できない特異的・非特異的防御機構 食作用インターフェロン Natural Killer(NK)細胞 特異的防御機構 液性免疫と細胞性免疫/抗体が効く疾患は何か/ウイルスの伝播様式 細胞性免疫機構 細胞性免疫の最近の進歩/皮内反応の免疫学的説明 粘膜面での免疫機能 インフルエンザ生ワクチン/lgAは本当に局所免疫の主役か/悪者扱いされすぎているIgE抗体産生調節機構 T細胞のsubsetの解明/人間の免疫中枢はHLAのDおよびDR領域/遺伝子工学を応用した治療も夢ではない 免疫強化剤による感染症の予防と治療 γグロブリン製剤/静注用γグロブリンの効果/transfer factor/その他の免疫強化剤
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.