今月の主題 感染症と免疫
特異的防御機構
細菌感染
見明 俊治
1
,
武谷 健二
1
Shunji MIAKE
1
,
Kenji TAKEYA
1
1九州大学医学部・細菌学
pp.238-239
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217625
- 有料閲覧
- 文献概要
宿主に細菌が感染すると,免疫学的な感染抵抗性が成立する.この免疫は,体液性免疫と細胞性免疫の2つに大別できる.一般に,結核菌などの細胞内寄生性細菌は細胞性免疫を誘導し,それ以外の菌は体液性免疫を誘導しやすいものと考えられている.本稿では,生体の持つ抗原特異的感染防御機構について概説する.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.