今月の主題 心エコー法の現況
臨床診断
感染性心内膜炎
加藤 洋
1
,
吉川 純一
1
1神戸市立中央市民病院・循環器センター内科
pp.1346-1349
発行日 1981年8月10日
Published Date 1981/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217279
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
抗生物質の発達,手術の進歩により感染症心内膜炎(infective endocarditis)の予後はかなり改善されたものの,今なお重篤な疾患であることには変わりがない.それだけに早期でかつ正確な診断が望まれる.感染性心内膜炎における疣贅の診断には,疣贅を直接観察できる唯一の方法である超音波検査法が不可欠なことはすでによく知られた事実である.今回,症例を中心に感染性心内膜炎の超音波診断について述べる.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.