特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
感染性心内膜炎
清水 彰彦
1
1群馬県立小児医療センター アレルギー・感染免疫・呼吸器科
キーワード:
Gentamicins
,
Rifampicin
,
Staphylococcus aureus
,
Vancomycin
,
抗細菌剤
,
心内膜炎-感染性
,
多剤併用療法
,
ブドウ球菌感染症
,
診療ガイドライン
,
Cefepime
,
Sultamicillin
,
細菌培養
,
血液培養
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Vancomycin
,
Blood Culture
,
Gentamicins
,
Rifampin
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cefepime
,
Endocarditis, Bacterial
,
Staphylococcal Infections
,
Staphylococcus aureus
,
Sultamicillin
pp.1392-1397
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021146
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<Key Points>(1)感染性心内膜炎は、診断・治療が難しく、死亡率・後遺症率が高い疾患である。(2)複数のガイドラインが存在するが、米国心臓病学会(小児)と日本循環器学会のガイドラインがとくに重要で、ガイドラインに準拠した診療を行う。(3)長期間・静注・殺菌性抗菌薬での治療が原則であり、弁の種類・原因菌・薬剤感受性により、治療レジメンが決まっている。(4)外科的治療が必要となることもあり、循環器・感染症・心臓外科・微生物検査などの各専門家が協力して診療にあたることが必要である。
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