図解病態のしくみ 消化器疾患・15
大腸憩室症(2)—臨床像と診断
松枝 啓
1
Kei MATSUEDA
1
1国立病院医療センター・消化器内科
pp.469-473
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217085
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先月号でも述べたように,食生活の欧米化に伴い,本邦でも左側大腸憩室が増加の傾向にあり,左下腹部痛,左下腹部圧痛,そして下血などの鑑別診断として大腸憩室症を考慮に入れる必要が生じてきた.先月号の大腸憩室の病態生理に続いて,本号ではその臨床症状および診断のポイントについて述べたい.
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