今月の主題 膵と胆道疾患
治療における諸問題
膵炎の薬物療法の現況
石井 裕正
1
,
高木 俊和
1
Hiromasa ISHII
1
,
Toshikazu TAKAGI
1
1慶応義塾大学医学部・内科
pp.1380-1381
発行日 1980年9月10日
Published Date 1980/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216675
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膵炎,とくに急性膵壊死に代表される膵炎の急性期は内科的に処置するか,外科的方法も講ずる必要があるかの判断を要するきわあて重篤な疾患である.ショック,腎不全などの循環不全が出現すると生命への危険率が高いので,適切な早期診断と早期治療を心掛ける必要がある.
膵炎の治療は,急性膵炎,慢性再燃性膵炎に代表される急性期および慢性膵炎,膵石症に代表される慢性期の治療の2つに大別される.
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