今月の主題 膵と胆道疾患
新しい診断法
PFD
久保 保彦
1
,
桑原 靖道
2
Yasuhiko KUBO
1
,
Yasumichi KUWABARA
2
1久留米大学医学部・第2内科
2久留米大学医学部・内科
pp.1378-1379
発行日 1980年9月10日
Published Date 1980/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216674
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はじめに
膵外分泌機能検査としてはP-S試験が最も感度がよく,標準診断法として確立している.しかし,手技が比較的繁雑であり,とくにスクリーニングとしてはなはだ不適切である.一方,131I標識トライオレインをはじめ数種の吸収試験が行われているが,RIを使用するため種種の制約を受ける.Imondiらは種々のペプタイドを合成し,その消化吸収試験から膵外分泌機能検査をしようと試み,BT-PABAがこの目的にかない,十分実用的であることを確認しPFD(Pancreatic Function Diagnostant)として検査法を確立した,この検査は簡便であり,今後広く普及するものと思われる.
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