今月の主題 今日の血液形態学
血小板の形態
Bernard-Soulier症候群
山田 兼雄
1
,
稲垣 稔
2
Kaneo YAMADA
1
,
Minoru INAGAKI
2
1聖マリアンナ医科大学・小児科
2慶応義塾大学医学部・小児科
pp.1224-1225
発行日 1980年8月10日
Published Date 1980/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216637
- 有料閲覧
- 文献概要
1949年にBernardとSoulier1)が本症について初めて記載した.遺伝的な血小板の疾患で,出血傾向が著明で巨大血小板が認められるのを特徴とし,dystrophie thrombocytaire hemorrhagipare congenitaleと初めて記載した.近年血小板の機能に関する研究が進み,本症が血小板機能異常症の中で重要な1分類にはいることがわかり,Bernard-Soulier症候群と呼ばれ,血小板機能研究の重要な疾患となった,以下,近年になって追加された本症の知見を含めて特徴をまとめる.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.