臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
VI.内分泌疾患
2.バセドウ病治療の要点
バセドウ病患者と妊娠
水野 正彦
1
,
杉本 充弘
1
1東大産婦人科
pp.2017-2019
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208237
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甲状腺機能亢進症は女性に多く,女性では半数以上が10歳台の後半から30歳台の前半までのいわゆるreproductive ageに発症していることを考えると,本症と妊娠との関係はきわめて重要である.reproductive ageの本症患者を取り扱っているときには妊娠の可能性を常に考えていなければならないし,また妊娠したらその予後を適切に推定しなければならない.
そこで,この点について,筆者らの経験を中心として簡単に述べる.
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