Cyclopedia Medicina
Fröhlich症候群
相田 光保
pp.2383-2384
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207689
- 有料閲覧
- 文献概要
Fröhlich症候群は,女性型の肥満と,性器の発育不全を主症状とし,視床下部の障害に起因するものをいう.原因となる視床下部の障害には,腫瘍(頭蓋咽頭腫,異所性松果体腫,下垂体腫瘍,グリオームなど),炎症(脳炎,髄膜炎など),外傷,嚢胞,変性,特発性などがあげられる.なかでも腫瘍による場合が多く,しばしば尿崩症を伴う.
次に,頭蓋咽頭腫によるFröhlich症候群の一例を簡単に紹介する.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.