今日の食事療法
腎疾患—治療食の理論,実際,効果
平田 清文
1
,
松下 肇顕
1
,
菊池 宏章
1
,
中島 麟一郎
1
,
花岡 瞳
2
,
西岡 悦子
2
1東邦大第2内科
2東邦大栄養部
pp.438-441
発行日 1977年3月10日
Published Date 1977/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207134
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はじめに
腎疾患の成因,経過,予後に関しては,既知および未知の多因子が関与している.これらの諸因子のうち,食事管理の占める役割については不明な点も多かったが,最近の食事療法の進歩によって,とくに慢性腎不全の経過と予後については,食事療法の重要性が国内外において認められている.
本稿においては,腎不全食事の理論を要約するとともに,東邦大学病院における治療食の実際とその効果について,その概略を述べる.
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