Japanese
English
今月の主題 神経内科の動き
注目されている神経病
亜急性硬化性全脳炎
Subacute Sclerosing Panencephalitis (SSPE
濱口 勝彦
1
,
篠原 幸人
1
1慶大内科
pp.1412-1414
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205654
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
学童期の小児を冒し,精神障害・知能低下・四肢の不随意運動を主徴として比較的急速に死の転帰をとる進行性の脳炎があることは従来より知られていた.この脳炎はDawson(1933),PetteおよびDöring(1939),van Bogaert(1945),Brain(1948)らにより,まちまちの病名で呼ばれていたが,近年麻疹ウイルスとの間に関係のあることが明らかになるとともに,臨床的にもまた病理学的にも単一疾患と考えられるようになり,1967年,米国Bethesdaにおける"Measles Virusand Subacute Sclerosing Panencephalitis"と題する国際会議以後,亜急性硬化性全脳炎subacute sclerosing panencephalitis(SSPE)という統一名が使われるようになった1).
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.