内科医のための小児診療の手引き
嘔吐を主徴とする小児疾患
中村 仁吉
1
1賛育会病院小児科
pp.1364-1366
発行日 1971年8月10日
Published Date 1971/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203803
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診断の手順
多忙な外来で小児を診察するときには,問診で幾つかの徴候を選び,それらの徴候を伴い,しかも患児の年齢層にありふれた疾患をあれこれ思い浮かべながら,診察や検査を進めて行くことが多い.
嘔吐を主徴とする場合にも,患児の年齢→その年齢に多い疾患→診断の決め手となる所見の検索という順序で診察を進めるのが実際的である.
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