全国教室めぐり
より合理的,近代的な教室を目指して—鹿児島大・第1内科
稲森 幸浩
1
1鹿児島大第1内科医局
pp.1375
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202904
- 有料閲覧
- 文献概要
私たちの教室に金久教授が就任されて,満10年を迎えたが,先任教授の残された研究基盤と伝統を引き継がれ,現教授の専攻分野である精神身体医学的アプローチやその臨床的応用もほぼ地についたものにされたと考えられる.
昨今,全国的に講座制のありかたが多方面より論議されているが,金久教授は進取の気風が強く,かかる問題にも深い理解を示しておられる.したがって医局員個々の意志を尊重されるので,教室の運営は一種の集団合議制に近いかたちで行なわれており,それが教育,研究,診療に反映されている.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.