diary
鹿児島県肝付町
荒川 和也
1
1春陽会中央病院 麻酔科
pp.1039
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201793
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肝付町は,鹿児島県の東側・大隅半島の東南部にある,自然に恵まれた人口約15000人の豊かな町です。流鏑馬(写真1)で有名な高山町とロケット発射基地や漁港で有名な内之浦町が2005年に合併してできました。高齢者が多い一方,以前から保育料の無償化や住宅取得の補助金制度などが充実していたためか,若くして一戸建てに暮らす家族が目立ちます。わが家の近所でも,子どもの元気な遊び声が響いています。私は病院まで約2.5kmの道のりを,晴れた日は歩いて通勤します。高山川の土手を金八先生さながらに,高山中学の生徒(ここの2年生男子から流鏑馬の射手が選ばれます)に混ざりながら…の爽やかな朝ですが,風向きによっては牛小屋からの香りが横切ります。そんな町ですが,車で約20分行けば自衛隊や体育大学で有名な鹿屋市があり,生活に必要なものはひととおりそろいます。
当院は脊椎・人工関節を中心に,年間約600例の手術を行う整形外科中心の病院です。地域密着であるのはもちろんですが,最近は熊本の人吉市や宮崎の都城市などからも手術を受けに来る患者もいます。また遠方から脊椎手術の見学に来る先生も多く,その業界ではなかなか有名なようです。
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