いま,小児専門病院・小児科部門の運営は・10
鹿児島市立病院
武 弘道
1
1鹿児島市立病院,小児科
pp.73-75
発行日 1998年1月1日
Published Date 1998/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902316
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鹿児島市立病院は人口180万の鹿児島県の県立中央病院としての機能を担っている病院である.県下唯一の救命救急センターや周産期医療センターを有しているので重症患者が集中する.所在は人口55万の鹿児島市の中心部にあるので外来患者も多い.病床数(681床)および1日外来患者数ともに九州の自治体病院の中では最大である.症例が豊富なので医師の研修希望が多く,全国公立病院の中では神戸市民病院,沖縄県立中部病院に次ぐ数の研修医が全国から集まっている.
また,小児医療についても力を入れていることも特色であり,常時130〜150名の15歳以下の患者が入院しているが,この数は全国公立病院の中ではトップである.経営は健全経営であり,毎年の他会計繰入金は経常収益の3%以下で済んできている.
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