第一線の立場
第一線医師はいかに生くべきか?
Y・T
pp.1309
発行日 1967年9月10日
Published Date 1967/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201922
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1)医師は研究機関を離れて開業したとたんから,医学の進歩からとり残されるおそれがある。このことをきもに銘じて収入の何%かは医学書の購入にあてるべきである。先生といわれると人間つい唯我独尊におちいりやすい。
2)開業医を一国一城の主というがこれは昔の話である。診断も治療も正確なデータによりぴしやりと決定する現代医学の横行闊歩するこんにち,勘にたよつたり,経験を売りものにしたらどこまで患者がついてくることだろう。竹槍300万本の戦争論は通用すべくもない。
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